滋賀・大津にボルボプロショップ誕生!!
名神大津インターまたは京滋バイパス石山インターより7分
今回はボルボV50(2006年式、YV1MW~)のお客様から「エンジンから何とも言えない変な音がする」とのお問い合わせでした。
元々タイミングベルトの交換で以前からご予約を頂いていたのですが、お忙しいのとご遠方のお客様ということで少しお時間が経っていました。
お客様もそろそろ整備に出さないと・・・と思っておられた折の今回の異音です。
朝にエンジンをかけたしばらくは全然問題ない感じですが、しばらく走行していくると「ヒュー」というか「キュー」というか何とも説明できにくい音がします。
お客様が気づかれたのですがエンジンオイルの「オイルレベルゲージ」を少し抜いてやると音がしなくなるというのをお聞きして不具合の原因がわかりました。
原因は「ブローバイケース(フィルタ)」の詰まりです。
ボルボV70などでもこのブローバイが詰まってくると、「エンジンの内圧」が上手く『逃せず』に笛のような異音がしたりまします。
このボルボV50のブローバイケースはエンジンオイルフィルタのケースと一緒になっています。
一見難しような場所についていますが、『エアクリーナーのケース』を取り外せばさほど難しくはない整備です・・・・・・・・そう、「『エアクリーナーのケース』を取り外せば」・・・・です・・・・(;_;)
この『エアクリーナーのケース』も脱着はマニュアルでは簡単にかかれていますが、実際には多くのこの年式の車はエンジンマウントなどが下手っているために、エンジンのインレットマニホールドや電動ファンに当たってなかなか取り出せません。。。(>_<)
コンピューターなども取り付けられているので、それらも取り外す必要があります。
このエアクリーナーケースの向かって右側の色々な部品を取り外して、エンジンマウントを浮かせてぐにゅぐにゅ?しながら取り出します。
するとはっきりとこのオイルフィルター/ブローバイケースがはっきりと見えてきますので交換していきます。
これらのオイルフィルター/ブローバイケースが詰まる一番の大きな要因は「エンジンオイル交換」がマメにされていない車に多く見受けられます。
やはりこういったことにも影響してきますので、エンジンオイル交換はマメにしてくださいね!
今回はボルボV70(206年式、YV1SW~)のエンジン警告灯が時々点灯するとのご指摘でした。
たしかにご来店時はエンジンの警告灯は点灯していましたが、メーターパネルの左側の液晶メッセージの部分には特に警告メッセージは点灯していませんし、何度かエンジンをかけ直すと点灯しない時もありました。
先ずはボルボテスターをつないで点検してみます。
(画素が荒くて見づらいですね・・・申し訳ございませんm(_ _)m)
「インレットカムシャフトセンサー不具合」と出ています。
1999か2000年くらいの初代ボルボV70などから(ボルボS80が正確かな??)取り付けられている「可変バルブ式」のタイプのエンジンに取り付けられています。
年式やエンジンによってインレット側だけだったり、エキゾースト側だけだったり、インレット/エキゾースト両方についているタイプなど色々とあります。
この2006年式のボルボV70はインレット側/エキゾースト側両方に取り付けられています。
取り外したあとの部品を見ていただければお分かりになられると思いますが、内部にエンジンオイルが通っていてその油圧の通り道を変える?ことにより変化させます。
まぁおそらく無くても走行して気づいたり・調子が悪くなったり・大きく燃費に影響することはないとは思いますが、エンジンの警告灯は点灯します。
原因のひとつの大きな要因は「エンジンオイルの汚れ」によるものと思われます。
細いオイルラインの中をエンジンオイルが通るので、エンジンオイルが汚れてドロドロになると詰まりやすくなります。
やはりマメなエンジンオイルの交換は色々なトラブルの予防にもなりますのでしっかりと定期的なエンジンオイル交換をお願いいたします!(^_^)
今週作業させていただいている車検整備の中でボルボV70ホワイトパールエディション(2006年式、YV1SW~)のお客様からのご依頼で「始動性が悪い時がある」との個別のご依頼項目がありました。
毎年真夏の暑い時期にはこのようなお問い合わせもチラホラ?あるのですが、ものすごく暑い時は車のガソリンも膨張というかそういった感じになるので始動性が悪くなる傾向になります。
なのでそんなときはすこしアクセルを踏み込んでやると掛かりやすくなります。ガスが抜けるイメージですね。
それとは違い、特に2004年か2005年以降のボルボV70の「ターボ車」は寒くなってくると朝一番などのエンジンの始動性が悪くなってくる(セルモーターを長く回さないとエンジンがかからない)という傾向があるように見受けられます。
特にこのボルボV70ホワイトパールエディション(2006年のターボ車のほうです)やボルボV70Rなんかはそんな感じです。
そんなときは最初に1~2回セルモーターを回したあとに一度キーを切って再度セルモーターを回すとエンジンがかかりやすくなります。
ただこれは燃料ポンプとかその他関連する部品を交換してもなかなか改善しないんですよね。。。
今回は上記のこともありますが、走行距離が13万キロをオーバーしたのと車検でもあるので電子スロットルバルブを外して清掃させていただきました。
ターボが無いNA車は電子スロットルバルブの脱着/清掃は簡単ですが、「ターボ車」はインレットマニホールドの下についているためにすこし手間がかかります。
この矢印部分の下なので、取り外しには電動ファンとインレットのエアダクトを取り外します。
インレットのエアダクトはこの2006年式などはまだ外しやすいですが、2001年とか前期タイプのボルボV70などはけっこう脱着はしにくいです(^_^;)
順番に取り外して清掃します。
この電子スロットルバルブを脱着する際は、すぐ横にセルモーターのバッテリー端子があるので、工具や部品が当たってショートしないようにしないといけません(^_^;)
もちろんスパークプラグの交換やエアフィルタの清掃/交換などはしっかりするのも始動性にかんしましては重要なことです(^_^)