滋賀・大津にボルボプロショップ誕生!!
名神大津インターまたは京滋バイパス石山インターより7分
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ここんところ相変わらずの梅雨のような雨の日が続いています。
作業や段取り上、雨だと色々と不都合なことも多いので早くすっきりした秋らしい季節/気候を待っているのですがなかなかですね。
9月の半ば過ぎにある「シルバーウィーク」ですが、サンクス&トラストは通常通りの営業(9/23(水)は定休日になります)ですので、21日(月)・22(火)も営業する予定でおります。
今回はボルボC70(2002式、YV1NC~)のお客様から「右のタイヤの奥くらいからかなりの量のエンジンオイルらしきものが漏れている」とのことでした。
今回もお客様が任意保険のレッカーサービスの特約に入っていただいておらましたのでレッカーでサンクス&トラストまで搬入していただきました。
到着してから確認させていただきますと、確かに右フロントタイヤの奥くらいから大量のエンジンオイルが漏れています。
その上を伝っていくとタイミングベルトカバーの中からエンジンオイルが出てきているようです。
ということで、タイミングベルトカバーを外してみると、タイミングベルトがかかっている「カムシャフトプーリ」のインレット側の奥のシールが半分くらい飛び出しているのが見えました。
この歯車の丸いプーリが「カムシャフトプーリ」で右側が「インレット側(吸気側)」、左側が「エキゾースト側(排気側)」になっています。
この年式はインレット側が通常のプーリ、エキゾースト側が「可変バルブ式」のプーリになっています。
構造的にはインレット側のプーリの脱着はそれほど難しくありませんが、「可変バルブ式」のエキゾースト側は脱着するのにエンジンの反対側(カムシャフトプーリのリア側)のシールを外してボルボの専用工具の「ジグ」と呼ばれる「位置決め」の工具が必要となってきますので、インレット側に比べて少し困難&専用工具は基本的にはディーラーしか持っていないので事実上作業が難しくなります。
通常こういったシールが抜けるケースでは、ブローバイなどの詰まりがないのを確認してから「両方」のカムシャフトシール(前後も含めて)やクランクシャフトシールなども交換するのが「セオリー」ですが、今回は諸事情もありこの直接抜けているインレット側のカムシャフトシールだけの交換となりました。
ただこの初代ボルボV70(このお車はボルボC70ですがエンジンは同じです)のターボ車はたまにこうした不具合がありますが、いつもインレット側のカムシャフトシールが抜けてエキゾースト側のシールはまだ抜けたのを確認したことは僕自身はありません。
こんな感じでした半分が外れていました。
このカムシャフトシールですがグイっと押し込んであるだけなので、なにかストッパーとかがあるわけではありません。
昔から同じ構造ですね、なので時間が経過すると周りのゴムが劣化して(痩せて)密着が弱くなって抜ける・・・・というのは昔かある不具合です。
通常は上の画像のような感じで取り付けられています。
今回はタイミングベルトもエンジンオイルに濡れていたので、同時に交換させていただきました。
ゴム類はオイル耐性の無い種類のものがオイルに触ると劣化したすくなるので、そういった時は交換が前提となります。
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