ボルボV70 エンジンより異音、セルモーター交換

   

ボルボV70 エンジンより異音、セルモーター交換

2015.04.19

先週は平日の間お休みをいただいておりましてご迷惑をお掛け致しました。

先週の分を取り返すべく?!また頑張りたいと思います(^_^;)

今までも何度かお話させていただいたこともあるのですが、「同じ(ような)修理」というのは続くものです。

この臨時休業をいただく直前にボルボV70(1999年式、YV1LW~)のお客様が「ギー!!ギャー!!!」といった「けたたましい」異音がしたままサンクス&トラストに来られました。

かなりの大きな音で慌ててエンジンを切ってもらいました。

改めてこの異音をよく聞くと2種類の異音がしています。

一つは次のブログでご紹介させていただきますが、タイミングベルトからの異音でした。

そしてもう一つの異音は色々と調べた感じで「たぶんアレやろな」というのは予想したのですが、他の予定と合わせて診断/修理する時間がなかったので、代車をお出しさせていただいて臨時休業明けまでお待ちいただくことになりました。

・・・ということで休み明けにその原因であろう部分を見てみると・・・やはりそうでした。原因はセルモーターです。

ところで「同じ修理は続く」というヤツですが、このこの休みが明け(実は事実上昨日から仕事をしていました)にボルボV90(1998年式、Wモデル)のお客様からご連絡があり「エンジンがかからない」とご連絡があったのですが、何度かしているとエンジンがかかったとのことでその後サンクス&トラストに来ていただきました。

ご来店いただいて一度エンジンをきって再度エンジンをかけると・・・・エンジンが始動したあとに「ギー!!」と先のボルボV70ほどではありませんが異音がします。

原因は同じく「セルモーター」でした。

実はこの初代ボルボV70とボルボV90は同じ形状のセルモーターを使っていて互換性があります。

ということでこのボルボV70ともう1台のボルボV90のセルモーターを交換させていただきました。

画像はボルボV70のものですが、中古部品を取り寄せていたのですぐの交換をさせていただきました。

異音の原因としては・・・・

セルモーターはキーをスタートの位置に回すと下の画像の「歯車」が飛び出し、エンジンの「リングギア」という部分の歯車に噛んでエンジンを回します。

もちろんエンジンは始動するとこのセルモーターの歯車の回転よりも早くなるために、そのままセルモーターの歯車が飛び出したままだとダメなので、キーがONの位置になった時に「引っ込みます」。

もしキーをONの位置にしても歯車が「引っ込まない」とエンジンのリングギアの歯車に噛んだままになるので「こういった異音」が起こります。

ということでこのボルボV70のセルモーターと問題の無いセルモーターの飛び出す部分の歯車を見てみると・・・

本来は静止状態で矢印の歯車がこの位置に来ていないといけないのですが、今回のボルボV70は・・・・

こうして歯車が飛び出したままです。

セルモーターはそれほど壊れるものでもないですし、定期的な交換部品ではないので交換時期とかはないのですが、こうして急に不具合になると困りますね(>_<)

せいや。
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