ボルボS80 パワーステアリングが重い・・・先入観での遠回り。。。。

   

ボルボS80 パワーステアリングが重い・・・先入観での遠回り。。。。

2013.12.10

12/11(水)は終日お休みさせていただきます。

ご迷惑おかけ致しますがよろしくお願いいたします。

今日はガラスの業者さんに出張をしてもらってシトロエン・C3のフロントガラスの交換をしてもらっていました。

このシトロエンC3は、フロントガラスが天井の半分近くまであるどデカイ大きさのフロントガラスですが、車が少ないこともあって何十年と輸入車のガラスの交換をしているベテランの業者さんでも「交換/脱着したこともないし、色々と同業者に聞いても誰も作業したことがない」とのことで朝から二人がかりで交換をしてもらいました。

(走行中の飛び石?のせいで、フロントガラスにヒビが入ってしまいました)

取り外す時は「要領」がわからなくて苦労されていましたが、取り付けはそれほど時間がかかりませんでした。

やっぱり「初めてする作業は緊張するわ」と話していましたが、12万円もする高いフロントガラスですので緊張もしますよね(^_^;)


今回はボルボS80(2004年式、YV1TS~)のお客様が、「低速時のパワーステアリングが以上に重い」とのご依頼でした。

このボルボS80のパワーステアリングは、可変式?(名前を忘れました・・・)のパワーステアリングで、低速時・・・車庫入れなどのときの速度はかなり軽く、速度を上げていくと徐々に重くなってくる装置が付いています。

低速時には本当に軽いはずのステアリング操作が確かにすごく重いです。。。。

調べてみるとパワーステアリング部分「NO5」のヒューズが切れているのがわかりました。

ヒューズを入れ替えてやるとちゃんと直る?のですが、、、、

その後代車などの関係でご入庫をちょっとお待ちいただいていたのですが、その間にも「不規則」にヒューズが切れるとのことで入れ替えてやるとしばらくは大丈夫でいつの間にかまた切れている・・・・とのこと。。。

ご入庫いただいた時もヒューズを入れ替えるとしばらくは何の問題もありませんでした。

「パワーステアリングのヒューズが切れる」現象だったので、その回路の部分をいろいろと調べたりもしましたが、あまり原因がわかりません/(-_-)\

困りながら診断していると、キーを入れるたびにヒューズが飛ぶ症状になりました。

「今が原因を探るチャンス!!」ということで、配線図とにらめっこしながら調べますが・・・・全然原因がわかりません。。。でも間違いなく「NO5」のヒューズは飛びます。。。。

なんでやねん!と思いながら、ふとヒューズの構成の一覧を見てみるとこの「NO5」のヒューズはパワーステアリング関係だけでなくエンジンルームの「バキュームポンプ」のヒューズも兼ねています。

その瞬間「!!」と思ってその「バキュームポンプ」の配線を外すと・・・・もうヒューズは飛ばなくなりました(^_^)

このバキュームポンプはエンジンのインレットマニホールド負圧を「補助」するためのもので、特に朝一番などのエンジン作動時にブレーキサーボの負圧を作り出してやる?ものです(たしか・・・)

なので冷間時だけ作動する(だったと思います。間違っていたらすいません)ので、通常の気温などの時には作動せずにヒューズが切れない現象が起こっていたようです。

ということで部品を用意して交換して無事解決ですヽ(´▽`)/

ちなみにこのバキュームポンプ、価格は¥85680!!もします。。。

なので海外からOEM商品を輸入して交換させていただきました。 このモーターポンプが¥85680は高すぎやろ。。。。

せいや。
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