ボルボ850 触媒(キャタリスト)交換

   

ボルボ850 触媒(キャタリスト)交換

2013.05.13

本日から名神高速道路のリフレッシュ工事での渋滞が発生しています。

渋滞はもちろんですが、吹田・大津間は午後八時より『夜間通行止め』になりますのでご注意くださいね。

毎年この時期と秋にこの名神高速道路のリフレッシュ工事がありますが、道路の維持のためとは言え現実問題困りますね。。。。。

今回はボルボ850(1996年式、YV1LW~)のお客様のお車なのですが、1996年式ですがまだ走行距離が3万キロ台!と普段はあまり乗られないご近所のお客様です。

アイドリングで止めていると・・・・「ガラガラガラ・・・・」と何か異音がしています。。。。。(´・ω・`)

どこからだろうと??と思って異音の元を探っていく下廻りからの異音だったのでリフトアップして点検してみました。

原因は『触媒(キャタリスト)』内部からでした。。。。

触媒(キャタリスト)内部は『蜂の巣』のような感じで無数の小さな穴?が空いた隙間に排気ガスが通る時に化学反応を起こさせて有害な排気ガスを無害なものへ変化させる重要な部分です。

ざっくり簡単に言うと車のエンジンで燃焼された排気ガスの主な成分は『炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)』になるのですが、これを『プラチナ、パワジウム、ロジウム』などによって『水、二酸化炭素、窒素』などの無害なものに化学変化させます。

よくマフラーから『水』が出ていますがこれはしっかりと化学変化されたと考えられるべきで車にとっては良い状態です。

ただこの水分がマフラーに残るので、マフラーが腐食しやすくなってしまいますが・・・

化学計算的?にはここのような感じで排気ガスは無害な成分が多いのですが、事実上は完全に排気ガスは水、二酸化炭素、窒素などに全ては変化しないですし、ガソリンには炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物以外にも様々な成分が混入していますので排気ガスは有害なものになってしまいます。

ということで話しは戻りますが、今回のボルボは触媒(キャタリスト)を交換させていただくことになりました。

交換自体はそれほど難しくありません。

ただしこの触媒/キャタリストは上記の成分の「プラチナ」などが入っているために新品はめちゃめちゃ高価です。

たまたま?中古パーツがありましたのでそれと交換させていただきました。

取り外したあとに逆さまにしてやると・・・

中のモノが砕けてバラバラになって出てきました。

これがガラガラなどの異音の原因です。

この蜂の巣のようなものの『塊』がこの部分に入っていて、排気ガスを浄化します。

でもこんな中を排気ガスが通るだけで成分が化学反応を起こして変化するって不思議に思いませんか?(^_^;)

せいや。
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コメント & トラックバック

素材にプラチナ入ってるせいで、触媒がエクスチェンジ扱いになってたり、10万20万円もするんですね~(>_<)納得しました。

こんにちは~ 質問があります ざっくりでいいですので キャタの耐久年数 または走行距離を教えてください 自分の場合 23年目 25万キロ交換歴無しなので 今回のブログ気になりまして質問させて頂きました 宜しくお願いいたします

まー様、コメントありがとうございました。最近はだいぶ中古触媒の価格も下がってきましたが、それでも・・・ですねぇ。昔から変わらないシステムなのでもっといいシステムができてもいいような気もしますが・・・・(^_^;)
せいや。

MASA様、いつもお世話になりましてありがとうございます。触媒の耐久年数はホントにお車によってバラバラなので・・・・(^_^;)またご来店時にでもチェックさせていただきますね!
せいや。

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