滋賀・大津にボルボプロショップ誕生!!
名神大津インターまたは京滋バイパス石山インターより7分
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ここ数日は夏のような蒸し暑さで、まだ暑さに慣れていないこの時期にこの蒸し暑さは結構きついです。。。
今日は珍しくお昼一番くらいに陸運局に行っていたのですが(いつもは朝一番に行きます)、道中も陸運局での検査ラインの待ち時間もエアコンが無いと汗だくになりそうなくらいでした。
まだ5月やのに・・・(+_+)
さて私がこのボルボと関わったのが1989年ですから今年で29年目になります(自分でもびっくりです(笑))。
当時は今は無き京都のディーラー「ニュー・イースタン」ですが、この会社は東京などよりも販売台数が多く(六本木支店など当時はボルボ本部の直営の支店もあった頃ですが)、長年日本一のボルボ販売会社/ディーラーという事もあり、入社当初からたくさんのボルボに関わることが出来ました。
また社長のK社長が「一番じゃ無いとダメ」と日ごろから言われていた事もあり、新車販売台数だけでなくメカニックのレベルもかなり高い先輩たちに教えていただける環境だったのは嬉しい限りです。
そのころの主力モデルの1つが「ボルボ940」ですが、今はサンクス&トラストでもあまり見かけることが少なくなったのは寂しいかぎりですね。
今回はそんなボルボ940(1996年式、Tモデル)のお客様からのご依頼で「エアコンが効かない」とのご依頼でした。
通常「エアコンが効かない」といった不具合はボルボ940だけでなく他の車も「エアコンコンデンサーが入らない」という不具合なことがほとんどですが、今回は珍しく?!エアコンのコンプレッサーは作動しているが冷風が出ないといった症状でした。
実はこれ、非常に珍しいケースだと思います。
さてそういった感じで原因を調べていきますが、長年ボルボ940を見ていたこともあり、ある意味自分自身を「過信」していたのかもしれません。
今までの経験から大した故障診断もせずになんとなく「エアコンのコントロールユニット(エアコンパネル)」の不具合だろう・・・と考えてしまっていました。。。よくよく症状を吟味するとすぐに原因を特定できたはずなのに。。。(@_@)
画像のところまで作業をし始めたところで「はっ!」と我に返って?!「いやいや、違う違う」と気づきました。
①エアコンのコンプレッサーは入っている、②エンジンルームからエバポレーターへ行くパイプは冷たくなっている、③でも冷風は出ない・・・という事は、単純に温度調整の切り替えのシャッターが動いていないのが原因のはず・・・・というのを。。。
耳を澄ませてエアコンの温度ダイヤルを動かしてもモーターの作動音がしません。
ということで助手席のグローブボックスを外し、温度調節用ダンパーモーターの作動を見てみることにしました。
白い部分がモーターの動きに合わせ回るのですが、全く動いていません。
この白い部分に取り付けられているロッドを外し手動で動かしてやるとちゃんと冷房も暖房も切り替わります。
あとはこのモーターが悪いのか、このモーターを動かす制御側が悪いのかを調べればよいだけです。
結果はこの温度調節用ダンパーモーターの不良でした(´▽`)
でも実は私自身ボルボに携わって29年目で初めてこの部品の不具合を経験しました。
せいや。
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