滋賀・大津にボルボプロショップ誕生!!
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今回は初代ボルボV70(1997年式、Vモデル)のオートマチックの変速の不具合の修理です。
発進時にとても重い感じの発進で、メータの矢印ランプがずっと点滅しています。
これはオートマチックのトランスミッション系の不具合を知らせる警告灯になっています。 同時にシフトレバーのところの「パワー/エコノミー/ウインター」モードの切替スイッチのランプも点滅します。
症状はオートマチックトランスミッション系の不具合で、「リンプモード」とよばれる「緊急モード」に入っている状態なので、「1速及び2速」に入らず、「3速及び4速」だけ入っている状態になっています。
なので発進時は3速で発進しているので鈍っとして、スピードが出てくると特に差し支えない・・・という感じになっています。
ということで、ボルボテスターで診断してみますと・・・・
「シフトソレノイドS2不具合」と出ています。
これはオートマチックミッションの変速の切り替えは内部の油圧の切り替えを行いますが、その油圧経路?の切り替えを行う電磁バルブのような部品です。
ただ基本的にはオートマチックの内部部品は国内では供給がなかった(と思うのですが)ので、ATオートマチックトランスミッション毎の交換という大掛かりな作業になるのが一般的になるかと思います。
しかし海外で部品を調達出来ますので今回はこの内部のソレノイドバルブを交換させていただくことにしました。
バッテリーの下くらいのオートマチックミッションの前方の黒いスチールのお皿?部分(ATオイルパン)の内部にコントロールバルブという油圧制御のユニットが入っていまして、その一部に今回のソレノイドバルブはあります。
このATオイルパンは周りのネジを取り外してくるだけなのですが、脱着は「サブフレーム」が邪魔して脱着出来ないので、サブフレームを一部脱着するという作業になるのでそれほど簡単というわけでもありません。。。(>_<)
上記の小さな部品ですが、変速には重要な役割を果たす部品になっています。
元に組み直して、ATFオートマチックオイルを必要分補充して無事に完成です!変速もしっかり1速から力強く発進しますし警告灯も点灯しなくなりました(^_^)
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