ボルボV70 O2センサー(ラムダソンドセンサー)交換

   

ボルボV70 O2センサー(ラムダソンドセンサー)交換

2015.05.23

今回は前回のブログと同じお車になりますがボルボV70(2002年式、YV1SW~)のお客様からのご依頼です。

エンジンの警告灯が点灯したままになっています。しかしエンジンの調子は特に悪いことは無いようです。

ということでボルボテスターで確認してみます。

フロントO2センサーの不具合と出ています。

この頃のボルボV70などでは比較的よくある?!不具合の一つです。

O2センサー(ラムダソンドセンサー)の機能は、排気ガス中の酸素の量をエンジンコンピューターに送るものです。

エンジンコンピューターは常に一定の量のガソリンをインジェクターから噴射させているのではなくて、こうしたO2センサー(ラムダソンドセンサー)や水温センサー・エアマスメータなどの信号を総合的に判断して細かくガソリンの噴射量を調整しています。

なので本来はこのO2センサー(ラムダソンドセンサー)が不具合を起こすとエンジン不調を起こすことが多くなります。

今回の不具合もそうですが、1999年式以降くらいのボルボV70などのこのフロントのO2センサーのよくある不具合はエンジン不調が起こらないことが多いです。

それはこのO2センサー(ラムダソンドセンサー)の機能の中の「予熱ヒータ」の機能が壊れることが多いためです。

「予熱ヒータの機能」というのは、このO2センサー(ラムダソンドセンサー)の酸素濃度を測定する機能というのは構造上ある程度センサーの温度が暖まらないと機能し始めません。

要はエンジンの冷間時には機能しにくいということです。

そうなると「排ガス対策」的にはよくありませんので、冷間時に電気で予熱させる機能がついています。

その機能が壊れることが多いというわけです。

当然エンジンがかかってしばらくすると排気ガスの熱でセンサーも温められますので、ガソリン噴射に関わる機能には問題がなくなります。

なので走行には特に不具合がおこらなくなります。

ではそのままでも良いのか?というともちろんよくありません。

この場合エンジンの警告というは点灯したままになるので、もし他に重大な不具合が起こってコンピューターが警告灯を点灯することになってもいつも点灯しているので新たな不具合が起こってもそれをドライバーは察知できません。

なのでやはりしっかり直されるべきだと思います。

今回はフロント側のO2センサー(ラムダソンドセンサー)を交換させていただきました(もちろんリア側もありますし、車によってはフロント2個、リア2個合計4個ついているものもあります。)

今回もボルボ純正よりもリーズナブルなOEM製品を使用させていただきました。

車によってこのO2センサー(ラムダソンドセンサー)の種類も取り付け場所も異なるので注意してくださいね!

せいや。
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