滋賀・大津にボルボプロショップ誕生!!
名神大津インターまたは京滋バイパス石山インターより7分
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今回は初代のボルボV70(1998年式、Vモデル)のお客様からご連絡があり「エンジンルームの下あたりからオイルが漏れている」とのご連絡をいただきました。
画像もメールでお送りただけましたので確認してみるとエンジンルームの中央よりやや助手席よりの付近よりエンジンオイルと見受けられるものが漏れています。
ただこの付近にはエンジンオイルのパッキンなどにあたる部品が少ないので最初は「クランクシャフトリアシールからか??(=オートマミッションを脱着しての作業)」と思いました。
というのも前の週に約27万キロ走行している1999年式のボルボV70AWDのエンジンオイル漏れがあり、それはその「クランクシャフトリアシール」からの漏れでしたので、オートマチックトランスミッションを脱着しての大掛かりな作業だったためです。
ということでお車を搬入していただきまして確認しています。
漏れの箇所を確認してみると、エンジンの上部から下に落ちている感じです。
どうやら「カムシャフトセンサー」付近からオイルが漏れているようです。
カムシャフトセンサーとはエキゾースト側のカムシャフトの後部に取り付けられていて、カムシャフトの回転がどの位置にあるかを図っているセンサーです。
このカムシャフトセンサーの奥に「リア側」の「カムシャフトシール(パッキン)」があります。
ということでカムシャフトセンサーを取り外します。ボルト2本だけなので脱着は簡単です。
その奥に中央でボルトで固定されているプレートがありそれを外すと・・・
黒・赤?のカムシャフトのリアシールが見えましたが・・・画像のように半分飛び出していますし、エンジンオイルが垂れているのがお分かりになられると思います。
正しいこのカムシャフトシールの位置は・・・
こんな感じでもう少し奥まっています。
基本的にはこれで作業は完成ですが・・・・これで「もう安心」というわけでは『無い』のです。
このボルボV70は先のお話しておりましたボルボV70AWDの約27万キロに負けない約25万キロです。
なので単にこのシールが劣化などによってゴム部分が「痩せて」密着が甘くなりエンジンの内圧によって飛び出したとも考えられますが、もう一つは「ブローバイケースなどの『詰まり』によってエンジンの内圧が上がりすぎて」というのも考えられます。
なのでそのあたりの診断も必要になってきますので、注意が必要です。
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