滋賀・大津にボルボプロショップ誕生!!
名神大津インターまたは京滋バイパス石山インターより7分
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夕方からthanks&trust(サンクス&トラスト)のある滋賀県・大津市は天気は雨から雪に変わってきています。
とはいってもそんなに積もるような感じの雪ではない感じですので心配はないと思いますが、一気に冷え込むのでメカニック的にはキツくなります(>_<)
天気予報では明日は晴れそうな予報ですので心配はいらないかなぁ・・・・。
今回は今となってはちょっとめずらしいお車の入庫です。
ボルボ940の16バルブエンジンのお車です。
まぁ正直言ってあまりボルボらしくない感じもするエンジンかも・・・・なので割と直ぐラインナップから外れたエンジンですね。
エンジン型式は「B234」でそれまでのボルボ940やボルボ240の「B230」エンジンに比べ軽快な吹き上がりが気持ち良く、アクセルペダルも軽かったのでこれはこれで良かったと思うのですが・・・・・。
僕たちボルボメカニックの目からみると近代?!ボルボで初(たぶん)の「タイミングベルトが切れるとバルブとピストンが当たってしまうエンジン」ということで、初めてタイミングベルトを交換した際にはかなり緊張?!した記憶があります。
このB234エンジンのタイミングベルトはタイミングベルトのほかに「バランスシャフトベルト」というベルトもついています。
アイドリング時の安定性をよくするためのベルトだったと思うのですが、正直アイドリングの安定性はこのB234エンジンは良くない感じですね。
このバランスシャフトベルトが無ければもっとグラグラの感じになるのかなぁ・・・って思われます。
タイミングベルトも「張り」の調整もポルシェ等で使っている特殊な張力計を使って張りを調整するのですが、なかなかに微調整が必要で慣れるまでは結構時間がかかった記憶があります。
まぁある程度は「アバウト」な張力でもOKでしたので、途中からはその張力計を使わずに「感覚」で調整をしていました。
エンジンの温度も調整に影響して、張りすぎると異音がしたりして業者さんで交換されてもウマく張り調整出来ないのでその張りの調整だけを手直しするということも以前は何度かした記憶があります。
今のディーラーさんの若めのメカニックさんでしたら作業されたこともない方も多いかもですね。
今回はエンジンの警告灯の点灯でご入庫いただいたのですが、それについてはまた後日のブログでご紹介させていただきたいと思います。
せいや。
ディーラーや部品を扱う業者にとっては厄介な車でしたね(^_^;)
タイミングベルト一式交換で半端ない金額がかかりますから・・・・・
写真のモデルは、ズバリ!1992年式ですね。
電動ファンとサブタンクが四角いのが特徴的かと。
940の左ハンドルが唯一設定があったモデルでもあります。
ユーザーさんもラジエターホース等、生産終了しているパーツを確保した方が良いかもしれませんね。
コメント投稿 2012.01.12 7:02 AM 投稿者 まーさん