ボルボ940 エアコンコンプレッサー交換&マグネットクラッチ部分の構造

   

ボルボ940 エアコンコンプレッサー交換&マグネットクラッチ部分の構造

2016.09.06

誠に勝手ながら 9/7(水)と9/8(木) は臨時休業とさせていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたしますm(__)m

今回はボルボ940(1997年式、Vモデル)のお客様からのご依頼でエアコンコンプレッサー交換をさせていただきました。

元々の症状は走行中しばらく乗っていると、突然エアコンが効かなくなるというもので、そのまましばらくするとヒューズが切れるようになったとのことでした。

通常はこの場合だとボルボ940やボルボS/V90など「縦置きエンジン」(またはFR後輪駆動車)の場合はエアコンコンプレッサーの全部の「マグネットクラッチ」部分だけ交換すれば直ります。

**もちろんボルボV70などのその他のボルボでも「マグネットクラッチ」だけ交換すれば同様に直りますが、「作業スペース」的にこのマグネットクラッチだけでは脱着出来ないのでエアコンコンプレッサーを取り外す必要があります。さらにこの単純にエアコンコンプレッサーの「OEM・リビルト品」の場合はエアコンコンプレッサーの価格が約6~8万円に対してマグネットクラッチだけでも約6万円くらいするので、エアコンコンプレッサー毎交換するほうが得策だと考えられます。**

ただ今回は中古の状態の良い中古部品がリーズナブルで入荷出来たこともあり、また「中古部品同士」の「マグネットクラッチだけの交換はいささか厄介?」なことがあるので、エアコンコンプレッサー毎の交換をさせていただきました。

さて、エアコンコンプレッサーの交換はちょっとおいておいて、その「マグネットクラッチ」ですが、エアコンコンプレッサーのマグネットクラッチ部分を分解すると・・・

こんな構造になっています。

①エアコンコンプレッサー本体

②マグネットクラッチ本体(電磁石、基本的にこれが悪くなります)

③プーリ

④カバー

という構成部品になっています。

②の本体になっている電磁石は赤く錆びだらけになっています。

上のほうで言った「マグネットクラッチだけの交換はいささか厄介?」というのは、③と④の「クリアランス/隙間」の調整が難しいからです。。。(+_+)

この③と④の取り付けはうにゅ?っとした感じで挿入されていますが、キチキチ?の感じで挿入されているので脱着がしにくいのですが、この隙間の調整は③と④の取り付け部の間いに「シム・ワッシャー」の厚みを変えて調整するようになっています。

ただでさえ付け外ししにくい③と④(事実上④を脱着することになるのですが)にシムの厚みを何度も変えながら適正な隙間に調整する・・・これが実に煩わしいのです。。。しかも新品だといくつもの厚みの種類のシムが同封されていますが、中古だと良い感じのシムが無いことも多いので・・(T_T)

しかも今回はマグネットクラッチ部分が焼き付いていた経緯もあり、ブログ用にと思い結果的に後でこうしてこの④を取り外そうとしたらガチガチになっていて全然外れない・・・こともあるので、エアコンコンプレッサー毎の交換が無難なことも少なくない感じです(^^;)

せいや。
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