ボルボ850 水避け?のカバー  自動車メーカーの対策?!

   

ボルボ850 水避け?のカバー  自動車メーカーの対策?!

2016.02.12

ボルボ車はボルボ850以降ほとんどが「横置き5気筒エンジン」になっています。

主力となっている各シリーズのボルボv70ももちろんですし、その後に出た6気筒エンジンや4気筒エンジンもその5気筒エンジンが元になっている感じです。

なので僕も普段は「横置き・5気筒エンジン」を整備することが多いのですが、右フロントタイヤの奥のタイヤハウスのインナーライナー(フェンダーインナー)の部分・・・ちょうどフロントクランクプーリの部分ですが、ボルボV70などは・・・・

こんな感じになっています。

しかしこの5気筒エンジンが最初にでた「1992年式、ボルボ850」は・・・・

こんな感じでした。

最初の画像と比べると矢印付近に隙間があいていますね。

一見なんてことのない感じの「隙間」ですが、後にこれが最初の画像のように隙間がなくなるのにはちゃんとした「理由」がありました。

僕は当時ボルボディーラーのメカニックでしたが、お客様から「雨の中を走行中にエンストした!」とのご依頼が・・・・。

お車を預かってみても原因が全くわかりません(大雨の中を走行するというシチュエーションが再現できなかったのもありますが・・・・)

結局他の地域でも同様の不具合が出て、ボルボメーカーなのかインポーター(現在のボルボジャパン)なのかはわかりませんが、雨の中(水たまりに入った時など)の走行中、この部分から水が巻き上がりその上にあるオルターネーター(発電機)に大量の水が掛かるために発電不良やエンストになるというのがわかりました。

なので、その後のボルボ850には・・・

こんなカバーが取り付けられ、雨の侵入を抑制するようになりました。

こんなちょっとしたことでも走行に大きく関わってくるんですね。

車の進化の歴史?!ってほんとにスゴイですし面白いですね(^_^)

せいや。
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