ボルボ850 排気ガスが黒煙になる フューエルプレッシャーレギュレター交換

   

ボルボ850 排気ガスが黒煙になる フューエルプレッシャーレギュレター交換

2016.04.05

臨時休業のお知らせのお知らせです

誠に勝手ながら4/6(水)~4/8(金)の間は臨時休業とさせていたきます。

ご迷惑お掛け致しますがよろしくお願いいたしますm(_ _)m

今回はボルボ850(1996年式、Tモデル)のお客様からのご相談で「排気ガスが真っ黒な黒煙になってエンジンの調子がものすごく悪い」とのご依頼でご来店いただきました。

しかしボルボの一時代を築いたこのボルボ850ももうかなりの台数が抹消となり、道でもあまり見なくなってきたのは寂しい感じですね。。。

余談はさておいて、たしかにエンジンを吹かすとものすごい黒煙をだす感じで、エンジンの吹き上がりもアイドリングもすこぶる調子が悪いです。

症状から「空燃比」が「濃い」(メカニック的にはフューエルトリムがリッチ状態と呼びます)状態というのはひと目でわかります。

通常エンジンの燃焼はガソリン1に対して空気の「比率」が約14くらいですが、この比率の空気の割合が少ない=ガソリンが多い状態ということになります。

こうなる原因はいくつかありますが、診断の結果今回はガソリンの「フューエルプレッシャーレギュレター」の不具合というのがわかりました。

ガソリンは燃料タンクないのフューエルポンプから圧送されますが、このガソリンの「圧力」を一定に保持させて=必要以上の圧力のガソリンをガソリンタンク内に送り返す役割をするのがこのフューエルプレッシャーレギュレターの役割です。

このボルボ850の場合はエンジンのインジェクター(ガソリン噴射ノズル)の1番シリンダ用よ2番シリンダ用の間に取り付けられています。

こんな小さな部品ですが、たしか25596円!もします。。。(^_^;)

今回は中古部品でご対応させていただき、無事に直りました(^_^)

ちなみにこうした「ガソリンが異常に濃い」不具合の場合は、別に必要となる整備があります。

一つは「スパークプラグの清掃または交換」です。

今回も上記画像のようにスパークプラグが真っ黒になっています。

ここまで黒くなってしまうと清掃ではしっかりと元の性能にはならないことも多いので交換をおすすめします。

そしてもう一つは「エンジンオイル交換」です。

これはガソリンが必要以上に燃焼室内に入るために、燃焼しなかったガソリンがエンジンオイルに溶け込んでしまう?ためです。

今回のボルボ850もエンジンオイルの量を確認すると、エンジンオイルレベルゲージのMAXラインよりかなり多くの量になっていて、臭いもかなりガソリン臭くなっていました。

この2点の作業は必須となってきます。

せいや。
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