滋賀・大津にボルボプロショップ誕生!!
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誠に勝手ながら 10/26(水)~11/2(水)の1週間 は臨時休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたしますm(__)m
今回はボルボXc70(2003年式、YV1SZ~)のお客様からお電話があり「エンジンのクーリングファン(電動ファン)がエンジンを切っても停止しなくてバッテリーがあがってしまった」とのご連絡がありました。
通常エンジンを停止させたとき、エンジンの温度(ラジエター冷却水)の温度が一定の温度以上の場合はこうして電動ファンが回り続けますが、一定の温度以下になると自動的に電動ファンが停止するようになっています。
ただ何かの加減?でリレーなどの接点が外れない?ようなこともなくはなく、もう一度エンジンをかけて切るとちゃんと停止する場合がほとんどですが、今回はバッテリーがなくなるまで回り続けたようです。
大阪のお客様でしたので、ロードサービスにご依頼いただきバッテリーを追いかけしてエンジンをかけていただきましたが、冷間時でエアコンも付けていないのに電動ファンが回り続けキーを切ってもやはり電動ファンが停止しないという事なのでそのままサンクス&トラストまでご入庫いただきました。
ボルボテスターによる故障でも、今回の不具合に関するような何か異常な故障警告は入っていません。
色々と故障診断した結果、原因は「CEMコントロールユニット(セントラル・エレクトリック・モージュール)」でした。
難しい名前?ですが、直訳?すると中央の電気系のコンピューター・・・まぁつまり電気系を中枢をつかさどる「脳」のような部品ですね。
現在の車はその作動のほとんどを「電気/電動」で作動させるようにしていますから、このCEMコントロールユニットはエンジンのコンピューターと並んで最も大事なコンピュータです。
コンピュータ(コントロールユニット)の名に恥じず?!価格も¥226,800-!!という高価な部品で、これに交換工賃+この部品は交換しただけでは起動せず、ディーラーでのソフトウェアのダウンロードの費用が必要になってきます(´;ω;`)
このCEMコントロールユニットの不具合を起こすと、メーターの電源/照明のダウン、指示器やハイビームの表示のランプが点灯しない、エンジンが突然服吹き上がらなくなる、エンジンがかからない、ヘッドライトが点灯したままになる、メータの警告灯が複数つかなくなる、エアコンが作動しない・・・などなど様々な不具合になるケースがあります。
今回のように電動ファンが回り続けるケースは初めてでしたが、交換してからはもちろんちゃんと直りました。
ただ、こういったコンピュータ(コントロールユニット)の不具合は、部品の単体検査が事実上できなかったり、中古部品やテスト部品を付け替えて確認が出来なかったり(ソフトウェアの関係でそれらをつけても作動しません)しますので本当にその部品(コントロールユニット)が悪いのかを判断するのが非常に難しいケースも多いのが困ったところです。。。((+_+))
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