滋賀・大津にボルボプロショップ誕生!!
名神大津インターまたは京滋バイパス石山インターより7分
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今回は自分的になかなか神経?を使った事案です。
ボルボV70AWD(2007年式、YV1SW~)のお客様からのご依頼で「ヘッドライトウォッシャー液が出ない」とのご依頼でした。
ボルボのヘッドライトにはずいぶん以前からヘッドライトおウォッシャー機能がついていますが、これは北欧の生まれのボルボらしい装備です。
ただ日本ではあまり必要のない地域も多いのでなくても良いかもなのですが、今回のボルボV70のお客様のようにスキーなどに良くいかれる方は吹雪の中を走る場合はあったほうが良い装備になります(雪がヘッドライトに積もって光を遮るのをウォッシャーで吹き飛ばします)。
症状を確認すると、ヘッドライト用のウォッシャーモーターが作動していないようです。
このボルボV70はフロントとリアのウォッシャーを1つのポンプ/モーターで作動させ、ヘッドライトウォッシャーは別のポンプ/モーターで作動させます。
ヘッドライトウォッシャーはフロントのウォッシャーを作動させると同時に作動します。
モーター部の電気のコネクタを外して電源を確認すると(+)の電源が来ていません・・・。
という事で最初はヒューズやらコネクタの部分の接触などを見てみましたが・・・・その時にふとあることに気が付きました・・・・・「あれ??そういえばさっきからフロントのウォッシャーモーターの音がしていない・・・」
先ほどもお話ししたように、ヘッドライトウォッシャーはフロントのウォッシャーと連動しているのでチェックするのに何度もウォッシャーのスイッチを動かしていたのですが・・・(とはいってもそれほど異常?!な回数は作動させていないですし、回路をショートさせるようなことももちろんしていません)。
ウォッシャーの電気回路は・・・
専門的になりますが、CEMとよばれる電気系のコンピューターが+の電源と-のアースを「反転」させてフロントとリアの切り替えをしています(例えばモーターが正回転で回ればフロント側のホースに水を供給、逆回転で回ればリア側に水を供給といった感じです)。
どうやら「CEM」とよばれるコンピューターのアース側の回路の不具合のようです。
ただ・・・僕の名誉?!(そんなもの無いですが(笑))の為何度も言いますが、回路をショートさせるほどのこともしていませんし・・・・う~ん・・・・・もともと壊れかけていた?!感じのところを繰り返しウォッシャーを作動させてとどめを刺した?!のかもしれません。
「通常」はこの「CEM」の交換になりますが、かなり高額になります(25万円以上くらいです)。
なので「別のやり方」でウォッシャーを作動させることを考えました。
しかしながらまずはお客様にご連絡させていただき、事情をお話しさせていただきます。
嬉しかったのはこのお客様は私のことをご信頼いただいてくださっていて、2つ返事で「任せておくし巧い感じ?でしておいて」とおっしゃってくださいました。
こういっていただけるのは本当にうれしいですね。
ということで作業に移るのですが、長くなりましたので続きは次回に・・・。
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