滋賀・大津にボルボプロショップ誕生!!
名神大津インターまたは京滋バイパス石山インターより7分
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ノロノロ台風で各地でとても深刻な被害が起こっているようです。
thanks&trust(サンクス&トラスト)のある滋賀県は、山で周囲を囲まれている盆地に加え中心に「琵琶湖」があるためか余り大きな気候での被害は少ないような気もしますが油断は禁物ですね。
あくまで「僕の主観」ですがボルボを始め欧州車(中型車以上)が、国産車やアメリカ車に比べて「やっぱり良いなぁ」って感じることの1つに高速道路の走行や「遠乗り」などをしたときにあると思っています。
特にボルボは昔から「シート」が本当に良くできていて長時間のクルージングの疲れの少なさはメルセデスベンツやBMWをも凌いでいるんじゃないかなって思っています(^_^)
その高速道路や遠乗りでのクルージングに「不可欠」な装備として「クルーズコントロール」がありますね?!(使われない方も多いようですが、僕は無いとホントに疲れてしまいます)
高速走行中にアクセルを踏まなくても一定のスピードで走行してくれるので本当になれると便利です。
でも僕がボルボの世界に入ったころはこの「クルーズコントロール」の「信頼性」がイマイチ信用できなくて、当時標準装備されていたボルボ760などは当時の社長から「業務命令?!」みたいなかんじでクルーズコントロールの配線カプラをわざと外してクルーズコントロールを効かなくしていたくらいです。
これには理由がありまして、当時(バブルの頃です)は「AT車の暴走事故」なるものが盛んに報道されたりしてこのクルーズコントロールも原因の一つになっていたからなんです。
高速走行中に暴走なんてしてしまえば大惨事になってしまいますしね。。。
そんなクルーズコントロールですが、一旦セットしてしまうと解除する方法としては、①スイッチをOFFにする。 と ②ブレーキペダルを踏む の2通りがあります。 みなさんもちろんご存知ですよね?!
特に重要なのは②の「ブレーキ時の解除」で、ブレーキペダルにクルーズコントロール用のスイッチが付いてましてこのスイッチが入るとユニットをOFFして解除するようになっています。
最近のボルボ車は「電子スロットル」になっていますので少々違うのですが、アクセルワイヤーが付いているタイプのボルボ車(主に1998年以前のボルボ車)のクルーズコントロールはそれと同時に「負圧」を利用しているのでそれを解除させるスイッチもブレーキペダルに付いています。
ちょっと説明足らずですが、構造的に「電気」で「モーターによる負圧」を発生させてアクセルを引っ張ってやるって言う構造なんです(わからないですよね・・m(__)m)
なのでこの「負圧」が保持されないとクルーズコントロールは「効かない」っていう事になるんです。
・・・・・・・っで今回修理させていただいたボルボ960のクルーズコントロールです。
右の黒い太鼓状のものが「負圧でアクセルを引っ張る部品」です。(上の左右にとおっているのがアクセルワイヤーです)
それに入っているホースが亀裂が入り空気が抜けてしまってます。
たったこれだけでもクルーズコントロールは効かなくなります。
「効かない」だけなら「困った」だけで済みますが、「解除できない」なんてことになると「危険」ですからね。
せいや。
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